どうもナカノクリエイトのナカノです。
今回は「グロースハック」についてです。「グロースハック」という言葉を初めて聞いたときは何のことかわからなかったのですがいろいろは書籍を読んで分かったことをまとめました。
新しい成長戦略およびマーケティングの手法
グロースハックとは、製品やサービスの成長率を高めたり、製品やサービスへの適合を促進するために行う成長戦略のことです。これは起業家的な考え方に近いものですがスタートアップに限った手法ではありません。製品やサービスを提供するすべての人にとって価値があり、実践できるものです。
私たちが製品開発する時に「良いものを作れば売れる」という考え方と「高いお金をかけなければ売れない」という現実との矛盾を解決する方法です。
グロースハックが生まれた経緯
ソーシャルメディアの普及で製品やサービスのユーザーに対してアクセス解析をすることが可能になりました。TwitterでのリツイートやFacebookのイイねでユーザーの反応を見ることができ、アクセス解析を行うことで個別のユーザーがどのような行動をしているのかを追跡できることが出来るようになりました。
製品を提供する企業側とそれを使うユーザーがインタラクティブにコミュニケーションしアクションすることが可能になったのです。これまで一方向的に行われてきた製品開発が直接ユーザーの声を聴けるようになったことで今までとは違うアプローチができないかといろいろ実践してきた経験の積み重ねでグロースハックが生まれました。
グロースハックの戦略は2つあります。
- 製品開発のプロセスに顧客を巻き込む
- 製品やサービスの中に自ら成長していく要素を埋め込む
製品開発のプロセスに顧客を巻き込む
製品開発のプロセスに顧客を巻き込む戦略で大切なことは、製品開発の方向性の戦略と分析を短いサイクルで繰り返しユーザーの反応を見ながら開発のスピードを上げていく。たくさん試して、たくさん失敗しながらでも回数をこなしながら成長を促し続けるとこが重要です。
製品やサービスの中に自ら成長していく要素を埋め込む
製品やサービスの中に自ら成長していく要素を埋め込む戦略で重要なことは、製品自ら口コミの対象になるような要素を組み込んでおくことと、製品のメリットなどを正確に伝えることができるコミュニケーション手段を加えておくことです。
グロースハックを実践することで重要なこと
これらのことを総合的に行うことで製品やサービスはスピード感をもって改良されユーザーに受け入れられていきます。そのために必要なスキルは製品に対する専門知識のほかに「マーケティング」、「プログラミング」、「デザイン」、「心理学」などです。それらのスキルを使いチーム全体で実践して分析することを繰り返しながら成長させていくことが必要です。
グロースハックを実践するために重要なのは「施策と検証」を繰り返す体制を作ることです。