ウェブ戦略というと大げさなマーケティング理論とかSEOだとかSEMとかなんだかカタカナやアルファベットが多くて小難しい事かと思いがちです。しかし、実際には「お店や会社が何を目的としてウェブ(ホームページやブログ)を利用する」かだと思います。
ウェブ戦略とはウェブを何に使うかを決める事
例えばこのブログはナカノクリエイトのブランディングと広報(事業内容の説明)を目的として始めました。そのためにナカノクリエイトが考えていること、気が付いたこと、こだわりなどを書いていきたいと思っています。これがナカノクリエイトのこのサイトに対するウェブ戦略です。
当然、みなさまのお店や会社によって利用方法はいろいろだと思います。
- 集客
- ブランディング
- 宣伝
- 販売
- コミュニケーション
- 営業ツール
ウェブは上のような使い方のどれとでも相性が良くどんな形でも使える便利なツールです。しかし便利すぎてやりたいことが見えなくなことがあります。その状況は30年ほど前にパソコンが普及してきた時に似ています。当初はパソコンさえ持っていれば仕事がスムーズに進む、仕事が楽になる、そう思いパソコンを導入したものの実際には楽にならず、スムーズに進まず、かえって仕事がめんどくさくなる状況でした。その状況が今のインターネットを取り巻く状況と重なります。
ホームページの変遷
インターネット黎明期には誰もがお店や会社のホームページを作りました。ホームページがあればそれだけで話題になりました。その頃はホームページ制作会社が作った同じようなひな型のホームページが多くありました。
少し時代が進み、誰もがホームページを持つようになると、差別化を狙い大きなグラフィックデータを使ったビジュアル的にデザインされたホームページが人気を集めます。インターネット回線も改良され時間当たりの使用料の時代から定額通信サービスで使い放題の時代になるとフラッシュを使った動きや音が出るようなデザインが流行します。しかしそれらは動きがあるものの固定されたページのままです。
コンピューターの2000年問題が落ち着いたころ「ブログ」といわれるホームページとは少し違った日記のようなサイトが流行します。これは静的なホームページとは違い日々更新されページが増えていくという特徴を持っています。特別な知識や技術がなくても一般の人たちが情報を発信できるようになりました。この頃からホームページはサイトと言われページはコンテンツといわれるようになります。
携帯電話(ガラケー)は普及しメールが使えて当たり前の頃になるとミクシィやツイッターなどのSNS(ソーシャルメディアネットワーク)が流行りだします。ミクシィは新しいコミュニティーを作りツイッターはブログよりも気軽に情報の発信ができました。
すぐにガラケーはスマホになりフェイスブックやラインが加わります。SNSに特化した集客を中心とするビジネスが誕生しました。ホームページはSEO至上主義的なマーケティングが主流になり検索1ページ目以外は存在しないのと同じとまで言われました。
正解はない、だからやってみる
検索ページの1ページ目に載ることが良いサイトだという認識が定着した今、お店や会社のサイトをどの様に使い、運営していくのかに正解はありません。新規顧客の拡大であれば経費を使ってでもSEO対策をして集客する事を考えなくてはいけません。ブランディングであればお店や会社のポリシーや店内や社内のイメージとサイトのイメージの統一が重要な要素になります。コミュニケーションを図るのであればSNSの併用することが有効でしょう。
このように何をやりたいかで戦略は変わります。難しく考えないで何をやりたいかで戦略を立てましょう。そうすれば何をすべきかが見えてきます。
その時のサポートになるような情報もこのブログで書いていきたいと思います。